とうもろこし

個人的に好きな野菜ランキング1位

親戚からとうもろこしを頂いてそれを茹でて食べたらみずみずしく甘くておいしかった。
そうだ自分はこの味がきっかけになってとうもろこしが野菜の中で一番好きになったのだと。
自分が学生の頃の夏休みにとうもろこしを食べてそのみずみずしい甘さに惹かれ
親によく「とうもろこしが食べたい」、「買って買って」と連呼していた。
粒を取ってコーンサラダやピラフ、チャーハンの具材にするのもいいが
やっぱり茹でてそのまま噛り付いて食べるのが一番好きである。
小学生の時の生活科で野菜を育てる課題があったが
育てるならとうもろこしと推していた。
みんな賛成していてとうもろこしが好きなのは自分だけではないと思い嬉しかった。
子どもが苦手とする野菜の中でもとうもろこしだけは違ってみんな好きなんだと実感して
自分の考えや選択は間違っていなかったと過信までしていた。
しかしやってみたものの結局育てるのは難しくまともに食べれるとうもろこしができなかった。
やってみたことで農家の大変さを知るきっかけになった。
農業を勤しむ方々に感謝しかない。
野菜を育てると言う授業の一環で愛着を深めるためとうもろこしに名前を付けようという企画があったが
あの時自分が育てるとうもろこしに付けた名前が「とうも君」だった。
頭文字三文字取って君付けしただけだが十年以上経ってまだその名前を覚えているとは。
冒頭で個人的に好きな野菜ランキング1位と言ったが実際にはムラがあって
おいしいときとおいしくないとうもろこしがある。
水分が抜けてて甘くなくてかたいとうもろこしがおいしく感じないのだ。
おいしくないとうもろこしと当たるのが非常に残念である。
子供だった時おいしくないとうもろこしに当たり嫌いになったこともしばしばあり
口にしてなんでおいしくないか言語化することもできず我慢して食べていた。
おいしくないとうもろこしを食べた後日
あの頃の自分だったら当然「もうとうもろこしはいらない」と言っているだろう。
今なら品種を見て吟味して選んで食べることができるので
「次こそはおいしいとうろもろこしを食べる!」と言えるだろう。

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